2007年4月23日

中学生から就職ぐらいまで

 ボクは中学生の頃から頑張りやさんではなかった。

 「もうちょっと頑張れば、地域トップの公立高校に」という程度の成績だった。そこで頑張って地域トップの高校に行くと、2番目の高校よりも遠くなってしまう。しかも男子校であり、嫌いなプールがある。頑張るインセンティブが全く無い。

 ということで2番目の高校(共学・プールなし)に入学した。

 高校時代も頑張ってなかった。六大学未満の大学の優劣がどうのこうのというレベルで頑張っても最適化効果が無いと思ったからだ。当時からすでに、ソフトウェアか、突き進んで電子系に行こうと思っていたので、大学名からして理系であることが分かる大学なら何でもいいかなと思っていた。三流総合大学名よりは分かりやすい履歴書が出来上がるだろう。

 そんでもって、略すと「なんちゃって東工大」になる某私立大学の電子工学科に進んだ。「ハードも分かる」をアピールポイントにしたかったということになっているが、実は情報工学科の方が人気で、偏差値が高かったから。というのが本当の理由である。

 しかし、合格できたのはまぐれだったと思う。センター入試が始まった頃で、私立のセンター利用も始まったばかりだった。センター試験の受験会場で友達に会ったとき、「イシハラも国立受けるんだ」と言われた。「いや、そんなの無理だよ」と答えると、「え、じゃあ何でセンター試験受けるの??」と真顔で聞き返された。試験制度を知らずに受験戦争に立ち向かっているのかお前は。と思った。

 ボクは私立大学でもセンター利用の入学試験を行っており、知名度の低さから穴場であることを知っていた。

 それと、基本的に興味があることしか勉強しないので、覚えたことは確実に覚えている。定期テストで一夜漬けして成績が良くなり、頭が良くなったと勘違いしているヤツラとは違う。そんなボクは、出題傾向が基本に忠実であるセンター試験において、高めの成績が出ることを知っていた。

 定期テストの成績が悪いので、担任は現役合格は無理と思っていたらしい。ボクが合格したことに驚いていた様子だった。

 高校卒業/大学入学の年はバブル崩壊の年である。就職がまだ先で良かったと心底思っていた。4年もすれば景気も回復するだろうと。

 しかし、一向に景気が回復しない。回復どころか、悪くなる一方だ。

 大学は大卒フラグを立てるためだけに行くと決めていたので、ギリギリ単位が取れる程度に勉強していた。Aが付くと、「もったいないことしたな」と本気で思った。AかDしかつけないと言われている一般教養の法学でCを取ったときは嬉しかった。

 そんな成績だったことと、景気が悪いので、いわゆる一流企業は無理だろうと思った。でも、在学中に情報処理1種を取ったし、まあどっか拾ってくれるところはあるだろうと思っていた。

 どっかで拾ってもらって、景気回復局面で華麗に転職するのがいいよなぁと、気楽に考えていた。いまがむしゃらに頑張ったところでたいした違いは無い。変にいいポジションに収まっちゃうとそれを維持するのに苦労しそうな気がしていた。景気は必ず回復するし、ソフトウェアの重要性はますます増していくだろうし、ハードも分かる技術者ならなおさら貴重になるんじゃね? と、思っていた。

 で、就職活動をマジメにやっていなかったら、大学の就職科から呼び出しを食らった。

 就職科で「ソフト関係で、高田馬場か西武新宿付近(乗り換えは面倒!)」と言ったら、希望通りのがあった。

 で、難なく内定が出た。就職してからの話はまた明日。

Posted by rukihena at 23:04:24
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://weblog.rukihena.com/mt/mt-tb.cgi/689

コメント