2007年1月 5日
寝正月
正月は主に寝ていた。
人生の目標は、「可処分時間を増やすこと」であることは以前に書いたかと思う。可処分時間を増やすために必要なだけのカネが有ればいい。
増えた可処分時間をどう使うか。カネが有れば遊べるが、無ければ遊べない。遊ぶためにもっと働いて遊べる状態にするのが良いだろうか。しかし、働いて遊ぶ時間が無くなったら意味が無い。
じゃ、寝てれば良いんじゃね。ということで寝る。
テレビを見るのは電気代だけで可能なので、時間の消費としてはリーズナブルである。しかし、CMが多い。CMはカネを使ってくれというメッセージしか発信しない。CM以外は、CMを見せるためのツナギであり、やはりメインはCMである。テレビを見ている分には電気代しか消費しないが、その結果資本主義に魂を売っていることになる。
そんなわけでテレビを見るのも好きじゃない。
なんだかんだ言って、ネットサーフィン(主に2ちゃんねる)してダラダラ見て過ごしてしまうのだが、テレビを見てダラダラ過ごすよりは有意義かなと思う。下らなさと言う点ではどちらも似たようなものだろう。今まで知らなかった知識が得られる確率としても似たようなものだと思うが、情報操作度の低さでネットサーフィン(主に2ちゃんねる)のほうが有用かも。と思うのである。
普段もテレビをあまり見ない。家人がテレビをつけていると目に入ってしまうが、一人の場合は自分でONにすることはめったに無い。最近仕事で外に出るようになってからは特に、HDDレコの未読処理すらしなくなった。
たまに目に付いた映画を録画予約してみたりもするが、溜まりっぱなしである。可処分時間の消費先はかなりあるだろう。
HDDレコを買った直後は見る番組数が増えたが、「未読処理」をしている感覚を覚えてからは「お気に入り」の番組を意図的に減らすようになった。それでも未読は溜まる一方である。
普段見れない時間帯の番組を保存する場合、1週間の生活サイクルで未読処理が終わらないのであれば、それは一生処理できないと思われる。それなのに何故、人は録画するのだろうか。名作なら再放送されるだろうし、駄作なら見てもムダだ。
正月番組がつまらないと言う話があるが、本当に通常の放送と比べてつまらないのだろうか。ボクから見れば通常の放送もつまらないのだが。
通常の放送は生活に組み込まれていて、この時間はこの番組を見る、とかの俺ルールを各自持っているものと思う。その俺ルールの中で、意図どおりの方向性のコンテンツが提供され、安心して消費できる。逆に言うと、「この時間は見ない」という俺ルールもあるものと思う。
「この時間は見ない」が通用しない特殊タイムゾーンの正月において、無理やりテレビを見ようとするからつまらないと思うのではないか。無理やり見て、気分じゃないコンテンツが提供される。そりゃ、面白くない。
気分に合致させようと、見慣れた番組を見ようとすると総集編だったりする。2度見ても面白くない。総集編ってのは人気番組に乗り遅れた人が次クールの予習のために見るものだ。
と、いろいろ考えていたら普段テレビに依存している人ほど、正月番組がつまらないのではないだろうかと思った。
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