2006年8月20日

LED信号機とドライブレコーダーの相性問題

 毎日新聞より

 交通事故の瞬間を映像で記録する「ドライブレコーダー(ドラレコ)」で発光ダイオード(LED)式信号機を撮影すると、信号の光が写らない場合のあることが、日本自動車研究所(茨城県つくば市)の調査で分かった。LEDは目に見えない速さで点滅しており、ドラレコの撮影間隔と点滅間隔が同調すると、「滅」ばかり連続して写るためだ。

 LED信号機:ドライブレコーダーに同調 新鋭機器に盲点


 そりゃそうだ。

 しかし、信号って交流ドライブだったのか。知らなかった。

 まあ、直流に変換するのは面倒だしロスがあるので、交流のままブチ込んだほうが楽だし効率が良いのだろう。

 普通に考えたら、片側だけ消費すると電力消費のバランスが悪いので、正で光る群と、負で光る群に分けると思う。

 LEDに電気を流すときは2Vに減圧しなければならない。しかし、LEDを50個、直列に繋げれば100Vを直接ぶち込める。

 ただ、直列繋ぎをすると一個の素子が壊れただけで全滅してしまう。電球と違って壊れないといわれるLEDだが、絶対に壊れないことは無いので最低2系統は用意したいところだ。

 で、正負2系統がちょうど良くて、100個のLEDを使うと非常に効率が良い。きっとそうなっているだろうと思うのだが、実際はどうだろう。

 正負両方で光れば、常時点灯になりそうな気がするが、LEDの発光開始電圧が0Vというわけではないので、ちょっとだけ光らない時間が存在する。

 ちょっと思ったのだが、三相交流を引いてきて、それぞれの正負で6系統光らせたら常時点灯になるのではないだろうか。そうすると、LED600個。それは無理だな。変圧トランスが必要になる。でもそんなコストは大したことないと思うので、三相交流で光らすアイデアは良いと思う。いや単に直流変換のほうが楽かな? リップルが多少あっても関係ないし。

Posted by rukihena at 22:38:55
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コメント

ばしめまして、
LED信号機を三相交流で光らせるというアイデアは目から鱗です。

しかしながら三相交流にすると「制御機」側のリレーを今のコモンを除く一線から二線回路の切断用に倍の個数にしなければ各色の明・滅がコントロールできなくなりますので、制御器の取替えという莫大な費用がかかりますので残念ながら実用的ではありませんね。

Posted by 通りすがりの者です at 2006年9月 6日 18:57

やっぱ無理ですよね。
最後に書いたように、平滑コンデンサを入れればいいだけのような気もしてるんですが・・・。

あと、ドラレコ側の対策として、関東はNTSCで、関西はPALで撮るとか。

Posted by るきへな at 2006年9月 6日 21:55