2006年6月19日
Windows98サポート打ち切り
7月11日に、Windows 98/98SE/MEのサポートが打ち切られる。
16bitコードを多く引きずったクソOSが、ついにゴミ箱へ葬られることになる。
MS-DOSも最近はあまり見かけなくなった。チョット前までは、インストーラーやら自己診断ソフトなどのCDやFDからブートするものではMS-DOS(またはその互換OS)が利用されていたが、最近は Linux が入っていることが多い。最近買った SC430 の Server Install CD も、Linux で動いている。
今後作成するソフトでは、Win98のことを考えずにすむ。
NTカーネル系である Windows 2000,XP などは、内部でUNICODEを使っているのだが、Win98などでは ShiftJISだったので、Win98でも動くようにするためにはアプリ内部コードにShiftJISを使わなければならない。そうすると、NT系で動作させたときにAPIを呼び出すたびに ShiftJIS⇔UNICODE変換が発生し、パフォーマンスが落ちる。
Win98が死んで、やっとUNICODEでビルドできるようになる。NTが登場してから10年以上経過して、やっと本来の姿でアプリを作成できるようになったわけだ。
ブラウザの互換性についても考えることが少なくなる。Windows2000にバンドルされるIEのバージョンは5.01である。すなわち、それ以前のブラウザの互換性を気にする必要はなくなる。気を使ってIE4とかに対応し、Windows98の寿命を延命する行為は、ボットネット作成に手を貸すのと同等の行為だ。
バージョンを気にせず、スッキリいきたいところだが、今度は Vista 対応とか、EM64T対応とか、そんな話がでてくる。そして、いつか32bitコードが消える日がやってくるはずだ。それはいつになるのだろうか。2038年問題があるので、そのあたりだろうか。
このエントリーのトラックバックURL:
http://weblog.rukihena.com/mt/mt-tb.cgi/473