2006年5月13日

DOS窓で動くエンタープライズアプリケーション

 Write Ones, Run Anywhere を信じる若かったあの頃。Weblogicを使用した某システム構築に当たり、開発だけWindows上でやって、運用はLinux上でやろうと思っていた。

 で、作ってLinux上で動かそうとしたらちゃんと動かねー。なんか文字化けしてるし、他にも変な挙動するし。

 どうするよ? えーい、面倒くせー Windowsで動かしちゃえー! デバッグに掛かる工数よりWindowsのライセンス料の方が安いぜ!!

 しかし、Windowsのサービスで動かす方法が分からない。一応、方法は用意してあるのだが、古いJREでしか動作保証されていない。それって新しいJDKで開発しちゃったらコンソールで動かせってコトですか!? いまさら新しいクラスを外すなんて出来ませんヨ!!

 つーことで、当初の予定は大幅に変更して、Windowsにログインして起動するというダサいシステムになってしまった。

 しかし、起動の度にログインするのは面倒だ。Windows2000Serverを使っているので、自動ログインできない。ぬぉぉぉ面倒すぎ! ナントカしなければ!! と思ってチョコチョコ調べていたら窓の手で自動ログインの設定が出来ることに気づいて解決。Javaの起動はもちろんスタートアップに登録。

 これで、OS再起動しても勝手に動いてくれるシステムになった。


 某所でも似たようなシステムがあり、窓の手で(正確にはレジストリをいじって)自動ログインさせたいのだが、客が「セキュリティーポリシー上、あかん」というので、手動ログイン→手動起動のまま放置されているものもある。

 放置という言葉は良くないかもしれない。「起動手順書」をちゃんと作ってIDCに提出しており、何かあったときはIDCにお願いして起動手順書を実行してもらうという素晴しいソリューションになっている。

Posted by rukihena at 23:55:43
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