2006年3月30日
ETC民間開放
支払いをETCカードで行えるようにするのかと思ったら違うっぽい。
開放するのはETC車載器番号だけっぽい。RFIDみたいなもんだな。
利用するサービス毎に、サービス事業者に対して車載器番号と支払方法を登録する手続きが必要なので、面倒くさくて使ってらんない。よっぽど日常的に使うところじゃないと、わざわざ登録しないよな。
ETCの普及は、割引サービスによるところが大きかったと思う。通行料の割引は政策的に可能だったが、民間開放ではじまる民のサービスにおいては、割引は難しいだろう。従来の支払方法との二重投資になるし、国土交通省に「DSRC暗号解読代」を支払わなければならないような気もする。
Edy とか SUICA とかの、フツーの電子マネーの方が使いやすいんじゃないのかなぁ。特に、ドライブスルーとかガソリンスタンドとかの一旦止まって窓を開ける必要のあるサービスでは。
駐車場のような「ゲートモノ」には良いかもしれない。しかし、「日常的に使うところ」という点がクリアできない。
なんか活用法ないかなぁと考えながら歩いていると、近所の新築マンションのチェーンゲートが目に留まった。駐車場入り口にあり、リモコンで上げ下げできるゲートである。これをETCで認証して開けるってのはどうだろう。大規模マンションなら購入可能な価格だろうか? ETC付けてない住民に対する対応はどうするか? リモコンがETC車載器と同程度なら強制するのもアリかな?
・・・コスト的にダメだな。
ドライブスルーとかセルフスタンドとかを考えると、ETCカードを支払い用カードとして手渡し(または機械に手差し)するソリューションの方が使いやすいような気もする。しかし、それなら単に店が普通のクレジットカードに対応すればよいだけの話で、ETCカードを使う意味がない。
やっぱ便利に使えるようにするためには、ETCカードで無線決済できるようにすることだよな。しかし、国交省は「セキュリティが!」とか言うのだろう。
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