2005年9月23日
成長痛
先日の病院は、事前調査をせずに行った。普段なら事前調査をしなければ気がすまないボクだが、事前調査をしてもしなくても病院に行くことは決定事項である。先入観を排除するためにも、事前調査をしなかった。
で、帰ってきてからググった。
よく聞く話は、成長による痛みである。ということで、「成長 痛い」でググる。どうやら「成長痛」という病名(?)が付いているようだ。しかし、その実態は、「他の疾患が認められない場合、しょうがないので「成長痛」として処理する」という感じ。「他に良い名前がないだろうか」などと言っているページもあり、現代の医学では「原因不明」と言っても過言ではない。
医者としては何らかの病名を言いたいところだろう。
しかし、今回かかった医者は、「この年齢で心配しなければならないのは『腫瘍』や『なんとか』(失念)なんですけれども、レントゲンを見る限り、そのような兆候は認められません。腫れている様子もないし、足を曲げてみても痛がる様子はないし、触ってもシコリのようなものはないし、問題ないと思います。でも、じゃあ痛みの原因は何? と聞かれると、正直わからないです。」と言った。
今後の対策として、「痛ければ、足をかばうような、ビッコを引いたような歩き方になりますから、そのような症状が現れたときはまた来て下さい。」と。
ボクとしての医者に対する感想は、
・考えうる疾患をすべて否定するための努力をしているようす
・わからないことは正直にわからないと言う
・成長痛という曖昧な結論にしなかった
・次のアクションを起こす目安を提案してくれた
ということで、好感触。
同じような客は沢山いるんだろうが、まじめに丁寧に診察してくれたのも好感触。もしかしたら自分の子供も同じような症状になったことがあるのかな? と、ちょっと想像してみた。
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このお医者さんは予断を排除して真面目に診断してくれているように、
すべての医者が病名告知をしたいかどうか分からないですよ。
でも、食い下がって病名の告知を望めば、
成長痛って言ってくれたと思います。
医学・医者というのは万能で、
何でも結論がでると信じてる人たちがある程度の数いて、
告知するためにとってつけたような病名が
開発されている現実があります。
周囲にそういう人が居るのでふと思い出してしまいました。
医者ってプライドが高くて石頭とか、偏見があるんですが、考えを改めなきゃ、と思いました。
オレも小学生だか中学生だかの頃、夜寝るときに足(脛とか太ももとか)が痛かった記憶があるな。
伸び(成長)が早過ぎて体が追いつかないので痛いことがある、
とその時には聞いた。
20年前はボクもそう信じてました。