2005年9月22日
Iとlの勘違いで1.5時間無駄
某所でBフレッツベーシックを引き、NetScreenの設定をした。NetScreenってのはファイヤウォールである。超有名どころよりは安価だが、家庭用的感覚からすると超高価だ。
そんな微妙な層を狙う NetScreen をいじる機会は少ない。ボクがいじるのは2回目である。正直言うと慣れてない。慣れない中、設定をしたが正常動作しない。PPPoEの認証に失敗し、リトライし続けている。
前にBフレッツの設定したとき、線を抜いて切断した後はしばらく再接続できなかった、という経験がある。5分ぐらいだろうか。正常切断してないと2重ログインと判断されてしまうのだろう。前の接続がタイムアウトするまで待たされる感じだった。今回もそれかと思った。
しかし、いくら待ってもつながらない。そもそも1度も接続に成功して無いから、2重ログインもなにもないだろう。余計なところをいじって悩んだ。悩み続けて1.5時間。
ID,パスワードはテキストファイルをプリントアウトした紙でもらっていた。しかし、よく考えるとプロバイダからの通知って郵送だよな。手でタイプしたってことか。しかし、これを疑うのもアレだよな。でも、もう手は尽くした。っていうか最初から疑っていたフシもある。依頼主(シャチョー)に聞いてみた。
「OCNからの開通の通知ってありますか?」
出てきた紙には、文字の「読み」が書いてあった。「ゼロ,イチ,エル」とか・・・。
タイトルでもうお分かりかと思うが、l(エル)をI(アイ)と読んでいたボクが間違ってました。
そのl(エル)はたまたま1(イチ)の隣にあり、「へへ、初心者ってここよく間違えるんだよな。ボクは20年の経験から間違えることは無いぜ!イチ,イチじゃなくてイチ,アイだよな!!」って思ったのが間違いの始まりだった。それと、最近は極力コピペするようにしているので、文字判読力というか、間違いやすい文字を思い浮かべる能力が衰えていた。
愚痴ってもしょうがないので前向きな話を。
「失敗する可能性のあるものは失敗する」というナントカの法則が教えていることは、失敗する可能性を排除しましょうということだ。つまり、プロバイダは、失敗する可能性のある文字をID,パスワードとして発行するべきではない。
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# 失敗しなさそうな文字のリスト↓
$matigainai_char = '234567abcdefghmnprstuvwxzABCEFGHJLMNPRSTWXYZ';
$password = '';
for ( $i=0 ; $i<8 ; $i++ ) {
$index = int(rand(length($matigainai_char))); # 何番目の文字を使うか、ランダムに選択
$password .= substr($matigainai_char,$index,1); # 選んだ1文字を追加
}
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こんな感じでID,パスワードを作って欲しいなぁ。コールセンターの業務も減りますよきっと。
選択基準は以下のとおり。
1,I,l : ボクが間違えた。
o,O,0 : 基本。
8 : スラッシュ付きの0と間違えるかも?
D : 多分大丈夫だと思うけど、Oと勘違い
i,j : なんとなく
V,U : なんとなく
q,Q,9 : 口頭だと間違える。
k,K : 信じられんが間違えた人がいた。
コールセンターがあるなら、統計を取って、実際の誤認識率から取捨選択したほうが良いかもしれない。あんまり外すとセキュリティが低下するから。
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