2005年9月 5日

時間雨量112ミリは想定の範囲内

 昨日(9月4日)、杉並区で時間雨量112mmを記録した。現在、東京都が整備を進めている河川改良は時間雨量50ミリであり、その倍以上の豪雨だ。50ミリ対応でさえ整備中であるので、当然浸水する。

 時間雨量50ミリ以上の降雨が想定の範囲外かというと、そうではない。平成12年の東海豪雨で時間雨量114ミリを記録しており、それを元に浸水予想区域図が東京都により作成されている。

 浸水被害が出るのは想定の範囲内っつーことですな。


 都市型水害はいきなりやってくる。昔は地中に吸い込まれていた雨水も、アスファルトで覆われた地面を流れて全部川に流れてしまう。昔よりも水害に弱くなっている。

 また、今の治水対策は河川の拡幅のほかに、川に流しきれない降雨を調整池に溜めるというガキの砂場遊びのようなことをしている。調整池のキャパがあるときは安泰だが、オーバーフローするといきなり浸水し始める。


 ウチの近所にも石神井川が流れており、調整池もあったりするのだが、川よりも2階建ての家ぐらいは高いところに住んでいるので多分大丈夫だと思う。

Posted by rukihena at 23:19:05
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