2005年3月 3日
堤義明逮捕
堤義明が逮捕された。
前日に、「明日にも逮捕」と報道されたので、興味は「どこで逮捕されるのだろう?」という方面に向いた。普通に自宅なのか、西武鉄道本社のある所沢なのか、コクドがある渋谷なのか。と思って報道を見てたら、東京プリンスからエスティマが出てくるシーンが映し出された。
「明日にも逮捕」と報道されて、東京プリンスに移動したのだろうか。ずっとプリンスにいたのだろうか。庶民には想像付かない。
ボクは堤さんを間近で見たことがある。それは高校生のとき、西武園でバイトしていたときのことだった。
「オーナーが来る」
その一言で、みんな掃除し始める。客の相手はそこそこに、普段やら無い範囲まで掃除する。ボクも観覧車付近の通路をホウキで掃いた。こぎれいになっていれば「オーナー」は満足らしい。しかし、その時は結局来なかった。
実際に見れたのは大学時代、苗場プリンスでバイトしているときのことだった。
「オーナーが来る」
その一言で、みんな掃除し始める。客の相手はそこそこに、普段やら無い範囲まで掃除する。ボクも本館玄関の前を除雪した。こぎれいになっていれば「オーナー」は満足らしい。堤オーナーはアウディでやってきた。練馬ナンバーかつ5ナンバーが印象的である。出てきたヒトはそこらへんにいる普通のオヤジである。が、たまにテレビで見たことがあったような顔だ。
堤オーナーを見届けてから、ホテルの中に戻ると、「オマエその格好でオーナーに会ったのか!!」と怒られる、というか驚かれるような言い方をされた。ボクはコートのファスナーを上まで上げていなかったのだ。「オーナーに何か言われなかったか?」 「いえ、何も。」 「本当か、本当だな!?」 「え、あ、はい。何も。」
俺の人生終わりかも、という口調で追求される。オーナーの存在感を肌で感じる出来事だった。
別の社員に、堤さんのクルマの話をしてみた。すると、「ああ、あれはヘリポートから玄関に来るためだけのクルマだよ。」と言った。どうりで5ナンバーな訳だ・・・???あqすぇdrfgてふじこlp
・・・ウソだったのかもしれない。練馬ナンバーだし。でも、ヘリで来たのは確かであり、予断を許さない状況ではある。
その後、フロントとエレベータの間にあるコインロッカーが撤去され、小さい売店が出来た。宿泊者の動線上で土産を売る算段のようである。「鶴の一声」を肌で感じる出来事だった。
その堤義明が逮捕された。時代の流れは速い。
ちなみに、下で紹介している 父の肖像 辻井 喬 (著)は、堤義明の異母兄である堤清二(=辻井 喬)が、父・堤康次郎の人生をモデルにした小説とされている。
このエントリーのトラックバックURL:
http://weblog.rukihena.com/mt/mt-tb.cgi/6