2004年8月22日
〜の差異を隠蔽(2)
Webにおけるサーバーサイドプログラミングの世界においては、かなりプラットフォーム非依存になってきた。いまさらC言語を使うプロジェクトは無いだろう。通常、JavaかPHPかPerlを使う。そうすうると、パスのデリミタといったビミョウな違い以外は気にする必要が無くなった。
しかし、DBMSは依然としてバラバラなままである。
PHPにはDBを隠蔽するPEAR MDBというモノがある。これで全て解決なのだろうか。
DBが何でもいいなら、DBの独自機能が使えないことになる。ラッパ関数などで使えるとしても、ネイティブ対応でない機能なら実用上使えない速度になってしまう。結局は独自機能を使えるDBしか使えないということだ。DBを変えないのであれば、DB非依存化ライブラリの類は不要になる。
そもそもプラットホーム非依存ってのは販売するターゲットが増やせるというメリットが最大の目的だろうから、クライアントアプリにしか関係ない話のような気がするのだが、実際にはサーバーサイドで用いられることが多いのは何故だろう。
クライアントアプリはWindows用があれば99%OK。しかしサーバサイドはUnixとWindowsで半々。ということなのか。
話がそれたが、ボクはMDBなどは用いず、DBMSを真面目に選定するのが良いと思う。MDBを採用してしまうのはDBMSの選定をあきらめた負け犬だ!と言い切る。比較する際は、将来、そのDBMSが存在するか? を大前提としたい。いくら機能が良くても、無くなってしまっては使いようが無い。それとググッて答えが見つかるかも重要だ。その点ではフリーのものが圧倒的に有利だと思う。メーカーに電話して解決できるか?は、あまり重要ではない。電話して解決できることの殆どは、ググれば解決できるからだ。
ということで、フリーでメジャーなものを選んでおけば間違いないんじゃないかと思う。
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