2009年2月 2日
遠くに行くほど安くなる!? 高速道路の地方1000円上限で料金逆転現象
第二次補正予算が国会を通過し、高速道路1000円上限の実施がほぼ確実な情勢となった。(予算を使うための関連法案の可決が必要らしいが)
1000円上限と入っても、ドル箱路線の大都市近郊は1000円上限ではなく、3割引になる。
これにより、東京〜鹿児島よりも、青森〜鹿児島の方が安くなってしまうのはご存知であろう。
東京発だと、東京〜厚木の大都市近郊区間を通らなければならない。一方、青森発だと北陸道を経由すれば首都圏の大都市近郊区間を通らずにすみ、東京発に比べて安くなってしまうのだ。
これよりも面白い料金体系になる区間がある。それは圏央道だ。
圏央道は大都市近郊区間であるが、中央道〜長野道〜上信越道〜関越道を回ってくると大都市近郊区間を通らずにすむ。
つまり、八王子〜東松山は1000円となる。
では、八王子〜圏央道の途中のICの料金はどうなるだろうか?
八王子から圏央道を進むごとに料金が上がっていく。大都市近郊区間は3割引にはなるものの、。八王子〜圏央鶴ヶ島の通常料金が1950円であることを考えると、途中で1000円は確実に超える。
しかし、東松山に着くとあら不思議。1000円になってしまう。
高速道路料金は、基本的には最も安くなるルートで決められているので、今回の値引きもこの原則によるとするならば、圏央道の途中に山がある料金体系になるだろう。
適当に試算したところ、八王子INの場合、入間OUTか狭山日高OUTあたりが最も高額になるものと思われる。
八王子から西側の数インターと、東松山から北側の数インターにおいて、この逆転現象が起こるだろう。
圏央道以外で逆転現象があるだろうか?
この逆転現象が起こるためには、大都市近郊区間を避けて大回りできる必要がある。首都圏では圏央道だけ。大阪には大回りできるルートはない。よって、逆転現象が出るのは圏央道がらみだけだろう。
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