2008年7月25日
北海道で指定速度違反24km/h
北海道旅行に行ってきた。
ETCカードを忘れて、セゾンカウンターで即日発行したとか、ETCカード挿入し忘れでバー激突寸前とかあったが、そんなことはどうでもいい。もっと先に書くべきことがある。
24km/h オーバーで捕まりました。
だが、単にそれだけではない。
その日は旭山動物園フラグを立てるために道央自動車道下りを走行していた。寝坊した時間を取り戻すべく、+20km/hを目標速度にして。
音江PA通過時、PAから白いクラウンが出てくるのを見た。ああ、80km/h区間だし、覆面っぽいなと思った。しかし後ろドアのスモークが下品だな。運転手を確認したら白髪のオッサンだ。「いつかはクラウン」を中古車でやっとこさ実現したオッサンかなと思った。速度規制は80km/hだと思っていたが、PA直後の電光式の可変速度規制標識は点灯していない。天候による規制がPAを過ぎて解除されたのだろうか。100kmでいいなら捕まるような速度じゃないしまあいいやと漫然と走っていた。
ゆるいカーブを過ぎたあとの直線で後ろを見ると、白い車の屋根で赤色灯が回転している。あの白いクラウンはやはり覆面だったのだろうか、いや、たんなる白髪のオッサンだったしな。どちらにせよ、後ろに覆面がいらっしゃる事には変わりない。速度規制標識を改めて見るとなぜか80km/hになっている。自車の速度は120km/h。アクセルから足を離してエンブレで減速を試みるが、プリウスのエンブレ(実際には回生ブレーキ?)は一般車より弱く、なかなか減速しない。そうこうしているうちに覆面が激しくパッシングを始めた。
ここでブレーキを踏むと、その瞬間にサイレンが鳴り、速度違反ではない何かの名目で切符を切られると聞いたことがある。なのでシフトダウン?しようと思ったが、プリウスに慣れていないのでどうすればいいのかわからない。
まあ、北海道で切符切られるのも北海道情緒あるれる貴重な体験で、ブログのネタにもなるし、メーター誤差から赤切符はありえないし、前回の違反から1年以上経っているし、このまま早く「そこのクルマ、止まりなさい」と言ってくれよと思うようになった。ブレーキを踏んで速度違反じゃない何かになったら北海道産青切符の価値が激減してしまう。
なかなか減っていかないデジタル速度表示を延々と眺めていると、やっとサイレンが鳴り出した。スピーカーで何か言っているが、内容は聞こえない。だが、止まれといっていることは状況から見て明らかなので、ゆるゆると減速した。するとちょうどバス停がある。
「止まりなさい」を言うタイミングが遅いのは、納内BSで処理したかったからだろうか。
停車するとヘルメット被ったオッサンがやってきて、免許証を持って後ろのパトカーに乗ってくださいと言った。
警 どのくらい速度出されていましたか?
僕 120ぐらい。
警 規制速度は気づいていましたか?
僕 80って出てたけど1箇所消えてることろありませんでしたか?
警 いやそんなことはありません。天候による規制ではなく、ここは80キロの区間です。
僕 えー、消えているところあったけどな。
警 いやそんなことはありません。
僕 ふーん。
ボクの見間違いだったのだろうか。
警 PAを出たときから速度を出されていたようですね。
この覆面はやはりPAで見たあの車か。しかし運転手が白髪に見えたのはヘルメットの白なのか?
警 カーブで104km/hを計測しました。その後も速度を落とさず、直線で加速していったので止めました。
警 ただ、直線での再計測はしていません。ですので24km/hオーバーとなります。
絵に描いたようなちょうどいい数字だ。オマケしておとなしくサインさせるためのワザとらしい数字。
警 職業は何ですか?
僕 システムエンジニアです。
警 会社名は?
僕 自営業です。
警 すると屋号は出して営業してますか?
僕 テックフォーユーです。
屋号が大活躍(w
職業はITアーキテクトといって見たほうが良かっただろうか。
青切符におとなしくサインし、拇印を押し、事務処理終了となったところで助手席のオッサンがものすごい勢いで外に出て後部座席ドアを開けてくれた。
一般的にパトカーの後部座席ドアはチャイルドロックが掛けられていて、内側からは開かない。開かない事実を隠すがごとく、ものすごい勢いでドアを開けてくれた。個人的には開かないことをこの手で確認して見たかった。
プリウスに戻り、運転席に座ると、「今後も安全運転でお願いします」と言われた。今以前も安全運転だったと言っているのか?
〜〜〜 旭山動物園が楽しかった話はまた後日 〜〜〜
帰り、似たようなバス停を見つけた。ボクが捕まったのはココか。これより先に速度規制表示が消えているところがあるハズだ。ということでドアミラーや首振りなどで確認して見た。いくつか速度規制標識があるがちゃんと付いている。やっぱり見間違いだったかなと思いつつ、PAに近づいたらやはり消えているのがあった!
ちょうど、妻がトイレに行きたいというのでPAに立ち寄った。PAの本線寄りに歩いていって標識を見るとやはり消えている。逆方向(上り方向)も同じような距離に正常に表示された標識があり、それと見比べれば間違いなく消えている。
さあ、面白いことになってきたゾ! と満足げにクルマに戻ろうとしたところ、本線から白い車がやってきた。さっきの覆面と似てるなと思ったら青い制服を着ている人が乗っていた。ただ、ヘルメットを被っていない点がさっきとは違う。
捕捉モード時以外はヘルメットを脱いでいるのか!!!
しかも、目が合った!!!
ここで、「アレ、消えてるジャン」と申告しようと思ったが、取り締まり現場に言うよりも、別組織に言ったほうが情報を握りつぶされないかもと思い、NEXCO東日本に連絡しようと思った。
妻がトイレでがんばっている間、ケイタイでちょろっと検索したが、電話番号はわからなかった。ホテル戻ったら持参したパソコンで調べることにしよう。
ホテルに戻ったらインターネットが使えない。ケーブルが刺さってないとか言われる。まあいいや。帰ったらウチのパソコンで・・・。
ウチに帰り、適当に検索すると道の相談室というのを見つけた。全国共通のフリーダイヤルで0120-106-497。電話して見ると関東ナントカカントカというのが出た。発信元からその地域の管轄に繋がる仕組みのようだ。趣旨を話すと北海道(011-815-9429)に電話してくれという。
これで、たらい回しがなくなるんだねはウソなのか。
北海道(011-815-9429)に電話すると、「道の相談室です」と出た。北海道にてフリーダイヤルに掛けたときに繋がるハズのところなのだろう。趣旨を話すと、コチラ(の裏側)でNEXCO東日本北海道支社に連絡するか、お客様自身でNEXCOに連絡するか2つの方法がありますが、と言われた。すでにフリーダイヤルじゃないので自分でNEXCOに連絡することにした。
NEXCO東日本北海道支社(011-896-5211)に電話して趣旨を話すと、お客さまセンターに転送された。転送されるだけありがたいと思いたい。
標識の表示が消えていた旨を話すと、「確認して対応します。」とのことだった。それだけかよ!
突っ込んで、「対応結果を知らせていただきたいのですが」とお願いしてみた。
「明日明後日の土日は業務を行っておりませんので、週明けの月曜日になるかもしれませんがよろしいでしょうか?」と聞かれたが、今日中に!とか騒がず、おとなしく連絡先を伝えた。
その後、夜7時ごろ、電話が掛かってきて、やっぱり消えていて本日16:20に交換終了したとのこと。仕事速いなNEXCO東日本。
消えていたところがあったと2回も主張するボクを無視して青切符を切り、その後も取締りの拠り所となる規制標識の不備を確認せず漫然と違反者取締りを行い続けたA巡査長はなんらかの処分が下るべきだと思う。
さて、今後のボクはどうすべきだろうか。北海道旭川方面交通反則通告センターに出頭? そりゃ無理だ。
今井亮一先生に相談して見ようと思う。
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