2007年9月16日
ヒートポンプ洗濯乾燥機 NA-VR1100 インプレッション
洗濯乾燥機もななめドラムも初めてである。
ドラム式は使用水量が少ないが、洗濯時間が長いという特徴があるのを買ってから知った。
風呂水ポンプは不要だろうと思うぐらい使用水量が少ない。説明書によると数センチしか下がらないらしい。それを読んだ瞬間、風呂水ホースは天袋にしまった。
いままで使っていた東芝の洗濯機は、静かなのが特徴だった。たしか、当時「一番静かなヤツ」という選び方で買ったと記憶している。
NA-VR1100 は静かさNo.1 を謳ってはいないものの、8年前の静かなヤツよりもカタログスペック上は静かである。
だが、聴感上はちょいウルサイ気がする。計測方法が違うのか、周波数分布の違いでウルサく感じるのかは不明。計測器がほしい。
ドラムの動きを見ると、洗濯物がグルッと上に行って落ちる時の衝撃で汚れを落としているようである。なるほどこれが「たたき洗い」か。
脱水開始時が面白い。
脱水時は洗濯物の偏りがあると振動してしまうので、ドラムに平均的に洗濯物が存在しなければならない。どうやってその状態に持っていくのか興味があった。
実際の動きを見ると、ドラムの回転数をうまく調整して、いつの間にかに洗濯物が平均的にドラムに張り付いている。もう一度やってみてくれといいたくなるようなスバラシイ動き。
温水洗浄モードがあるのがいい。
ここのところ雨続きで、タオルが部屋干しで臭くなっていて、洗っても洗ってもクサイ状態だった。
60℃除菌コースで洗ったらスッキリした。60℃除菌コースは白物限定で、しかも2kgまでといういわば特殊なコースなので、普段利用する感じではない。
通常のコースに30℃の温水コースがあり、常にこのモードで洗いたい気分。
温水を作るのにヒートポンプは作動せず、ヒーターで暖めるようだ。ここが東芝のTW-2500VCとの違いだろうか。TW-2500VCはヒーターを内蔵していない。
ヒートポンプを使うのは、乾燥時の仕上がりを良くするためであり、省エネであることは副次的なメリットである。ナショナルは乾燥仕上がりに重点を置き、機器価格の上昇を抑えた。東芝はヒートポンプのメリットを最大限に生かし、省エネ性能とエアコン機能を盛り込み、その結果、高額商品になった。
(松下は省エネNo1を謳っているが、あくまでも標準コースの比較であり、温水モードでは東芝に負けるんじゃないかと思う。)
(東芝の最新型はヒーターを搭載している。これは除菌乾燥モードと暖房機能のためで、温水のためではないっぽい。)
乾燥時は洗濯機の周り(脱衣所)が熱くなる。従来型(水冷除湿)と比べてどうかというのは使ってみたことが無いから分からない。東芝のエアコン付きでも、乾燥とエアコンを同時に動かせるわけではないので、物理法則的には似たような温度・湿度上昇になると思う。
フィルターの掃除が面倒くさい。乾燥機能を使ったら毎回掃除しろと書いてある。毎回って大げさやだろと思ったが、たしかに毎回掃除しないとダメだろうなと思うぐらいホコリが付いている。
ゴミ箱を置くか、ハンディークリーナーを買って置いておきたい気分になるぐらいだ。
今、洗濯機の周りが臭い。新品家電製品特有のニオイと柔軟剤のいいニオイが混ざって、どこかで嗅ぎ覚えのあるニオイになっている。なんだろうかと考えた末、オートバックス店内のニオイであるとの結論に達した。
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おお、温水もヒーポンで作っているんじゃないんだ。ちょっとその辺に期待していたわけですが。
子供が小さいと、ドラム型は「入って遊ぶことがあるので事故の元でアブナい」と聞いたことがありますが、その辺のセキュリティがどうなんだろう?
ウチの場合部屋干しは除湿機任せにしてます。これだとにおいは少ないけど、コスト計算したこと無いので、最終的にイイのかどうかわからないという問題点が。
東芝はエアコンのためにヒーポンに水路があると思いますが、
松下は無いと思われます。
温水についてはスペックをケチっているような気がします。
40℃とか60℃のモードについて、
「水温によってはその温度に達しないことがあります」
とか書いてあるし。機械が途中であきらめるなよと。
どうも洗濯開始からヒーターを入れて、規定温度に達したらヒーター停止。
規定温度に達しなくても、洗濯時間が終わったら終わり。というロジックのような。
ドラムのフタはチャイルドロックがあります。
(ボタン5秒長押し)
それと、高いところにオープンボタンがあるので、届くお年頃なら分別つくかなぁ?
また、捨てるときはフタを外して捨てろとの指示があります。
除湿機はウチでも使っていて、扇風機の併用などもしているのですが、
それでもクサイ時はクサイ。特に引っ越して2ヶ月ほどは青畳臭(w
効率としては、狭い空間でピンポイントに乾燥させる乾燥機の方がメリットありそうな気がします。