2007年7月26日

イーバンクマネーカードはエンボスレス

 イーバンク銀行は当初、全銀に接続しておらず、イーバンクの外界とのやり取りが面倒だった。イーバンク内での資金移動は他人あてでも無料で便利っぽいのだが、なんだか閉じた世界であり、バーチャルな感じが強かった。

 しかし、その不便さにやっと気づいたのか、最近はリアルとの接点が増えてきた。最大のターニングポイントが2006年1月の全銀ネット加盟だ。これにより、他行への振込、他行からの振込が可能となった。

 さらに、2007年6月から、「イーバンクマネーカード」の発行が始まった。これは、キャッシュカードにVISAデビット機能が付いたもの。

 イーバンクのキャッシュカードは、単機能のものだと手数料がかかる。だが、クレカなどとの一体カードは手数料がかからない。

 今までもいくつかクレカ提携カードがあったのだが、クレカを増やしたくないので作っていなかった。

 だが、「イーバンクマネーカード」についている「VISAデビット」は、クレカのようでクレカでない、不思議な位置づけのカードだ。

 昔、クレカは伝票で処理していた。エンボスをカーボン紙でゴリゴリっとやってカード番号を転写して処理する。

 今はそんなものを使っている加盟店はほとんど無く、センターと通信して与信管理をしている。

 ここで、センターと通信するときに与信じゃなくていきなり口座の引き落としをやってしまうのがVISAデビットだ。

 簡単に言うと、カードを使ったら即時、口座の金が減る。口座に金が無ければ、与信エラーと同等(?)になり、支払いが出来ない。


 面白そうなので、申し込んでみた。で、昨日届いた。

 このカード、エンボスが無い。

 そもそもデビットの仕組みだと、カーボン紙でゴリゴリで処理できないわけで、それ用のエンボスが必要ないのは明らかだ。

 だが、必要ないと思われる銀行の通常のキャッシュカードにもエンボスは存在し、常々邪魔だと思っていた。

 イーバンク銀行のキャッシュカード(イーバンクマネーカード)にはエンボスが無い。

 財布の厚みが0.5mmぐらい減るのでうれしい。


 エンボスネタのついでに、FeliCaは絶対にエンボスレスだと思っていたのだが、エンボス付きのFeliCaも存在してた。

 ボクが見たのは、ビックエコーの会員カード(BIG ECHO/club DAM MEMBERS カード)。Edy付きなのにエンボスがある。

 一方、Suica系のカードは必ずエンボスレスのようだ。

 もしかして、エンボス付きだと、JR東日本の改札通過試験に合格できないのだろうか?

 でもまあ、なんにしてもエンボスは邪魔なので、エンボスレスカードが普及してほしいと切に願う。

Posted by rukihena at 00:17:39
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://weblog.rukihena.com/mt/mt-tb.cgi/703

コメント

銀行のクレジット+Edyのタイプはエンボスありますねぇ…
私も無いほうが嬉しいです。

一部のタクシーはいまだにインプリンタでゴリゴリやってますよー。

Posted by yumi at 2007年7月29日 01:01

ゴリゴリやる機械はインプリンタって言うんですね。調べてから書こうと思ってましたが面倒で「ゴリゴリ」と・・・。

タクシーって、通信機能はどうしてるのかと思ってたら、インプリンタ!
圏外でも処理可能!!

Posted by るきへな at 2007年7月29日 15:27