2006年12月 7日
父にFOMAを勧めてみた
以前は WILLCOM教に入信させようと思っていた。父はもう60オーバーであり、ハートフルサポートで2,200円/月になるからだ。だがキッカケが無い。
現在、父はドコモのシティホンを利用している。東名阪でしか利用できなく、さらに新規契約も停止してしまった方式である。
利用端末は軽量化競争がピークだった頃のPのストレート。iモード以前のモノである。型番は失念。
そのストレート端末が調子悪くなり、ボクに相談してきた。
父は、どうせ修理するなら買い換えたい気分で、その原因としてはストレート端末はポケットに入れていると勝手にボタンが押されてしまって嫌だからだと言う。そのキモチは良く分かる。親子だからな。ボクもストレートはキライだ。キー無効のためのスライドスイッチが有ればストレートも許すが、ボタン長押しでモードを切り替えるのは許せない。
尚、ケータイはあまりというか全然利用せず、電源も切っていることが多く、出かけたときでさえ電源を入れず、電源を入れるのは待ち合わせする時だけである。
そんな利用方法だと、プリペイドがいいかなと思った。
プリペイドと言えばソフトバンクである。契約者数水増しのためだけに存在するのではないかと思えるソフトバンクのプリペイド。水増し数字を維持するために、着信だけならチャージから360日間可能という大盤振る舞いがイイ。
しかし、折りたたみは入手困難の様子。
ドコモはプリペイドを扱っていない。
au はプリペイドを扱っているが、期限が短く、チャージを忘れてうっかり失効させてしまいそうな予感。
もうチョット調べてみると、au も DoCoMo も家族割引を併用すると 60歳以上なら 1,575円/月のプランがある。もちろんソフトバンクのマネプランにも200円引きで存在する。しかし家族割引で利用できそうな相手が姉夫婦のDoCoMoだけだ。(ウチはWILLCOMで統一する予定。)
でもまあ、1,575円/月で維持できるわけであり、DoCoMo の ファミリーワイドがいいかな思った。
DoCoMo にするなら FOMA(W-CDMA) か MOVA(PDC) か選ばなければならない。チョット前なら迷わずPDCを勧めていたと思う。が、今となっては FOMA を勧めちゃっていいかなと思うようになった。
そう思うようになったのは、うちの近所にFOMAの小型基地局があるのを発見してからである。小型基地局はエリアの穴埋めに利用される。ココはどう見ても平野であり、普通の基地局を普通に配置すれば普通にエリア展開できると思うのだが、そんなところにも穴埋め用の小型基地局が配備されているのである。さすがにサービスインしてから5年経っただけあるなと思ったのだ。
W-CDMAは非同期であり、移動中は同期を取るために端末の電力を食いがちである。それでも同期を選ばなかったのはクアルコムの特許を回避するためだとも言われているが、表向きは基地局設置のコストを下げるためと言うことになっている。同期を取るためにはGPSによる時刻同期が必要で、それはGPSアンテナが空に向いていなければならないことを意味する。屋内、特に地下に設置しようとしても屋上にGPSアンテナが必要って面倒だよな。というのがドコモの理論である。その理論を信用していなかったのだが、近所の小型基地局を見てから考えが変わった。本当にキメ細かな穴埋めをしていくつもりなんだなと。
今後も地下街やらトンネルやらデパートやらをものすごい勢いで穴埋めしていくものと思われる。ちなみに地下鉄都内全駅は2004年6月に制覇済みだ。
つーことで、父にはFOMAを勧めることにした。
このエントリーのトラックバックURL:
http://weblog.rukihena.com/mt/mt-tb.cgi/621