2006年2月12日

安全走行支援サービス参宮橋地区社会実験

 安全走行支援サービス参宮橋地区社会実験というのがある。カーブの先の渋滞や停止・低速車両をVICSでカーナビに知らせるという。

 コレを知ったとき、「アフォですか?」と思った。

 渋滞の警告は頭上にあるデッカイ掲示板ですでに表示されている。首都高の主要カーブには全て設置済みなのではないだろうか。その情報で十分なのに、10%しか普及していないVICSで配信して何の意味があるというのだろうか。予算を引っ張ってくる以外に意味があるとは思えない。


 そんなアフォな話はすっかり忘れていたのだが、今日、たまたま参宮橋を通った。そして、ちょうど渋滞末尾がそこにあった。新宿のカーブの手前ですでに頭上のデッカイ掲示板に「800m先渋滞」とか書いてある。新宿ICの合流を華麗に通過したあと、頭上に「この先渋滞」の表示があった。その時点でも社会実験のネタは頭の引き出しの奥にしまいこまれたままだった。そしてナビが「ピピッ」と音を立てた。

 個人的にはこの先C1を内回りで行くか外回りで行くか、はたまた外苑で降りてしまおうか、考えているところである。できれば今表示されていると思われるナビの渋滞情報を見たい。しかし頭上の掲示板によると「この先渋滞」であり、それどころではない。渋滞にハマった後のビーコン配信でゆっくり考えよう。そんなことを考えているうちに、そういえばこの先のカーブは参宮橋だよな。と思い出しら、ボクのニューロンネットワーク内を駆け巡るシナプスが社会実験の引き出しを開いた。ボクはセンタリングボールドに思った。

「今この瞬間に、是が非でもナビの画面を注視しなければ!」

 そこには脳の引き出しから消えてしまった、見覚えのない画像が表示されていた。

社会実験 初体験 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

 これが社会実験の画像かーッ!! って、わざわざ見なくてもいいものを見せられた。しかも「こんな画像だったのか」という印象だけが残り、文字で「渋滞あり」とか「低速車あり」とか「停止車あり」とかのバリエーションがあるはずなのだが、見逃していた。でも多分、「渋滞あり」なんだと思う。頭上に書いてあったから。

 やっぱりVICSによる渋滞末尾警告は不要だと思う。

 むしろ、渋滞末尾でのVICS情報配信を抑制する制御が必要だと思われる。参宮橋あたりで、ボクのようにこの先をどう行くか迷っているドライバーは多いはずだ。悩ませる原因となるVICS情報は、流れている区間か渋滞内部でのみ配信してやるのが、真の走行支援だと思う。

 と、個人のブログで愚痴っても社会的に役に立たないので、ご意見募集のところで意見を submit した。

 この意見が反映されたら、参宮橋地区社会実験にも意味があったと認めてやろうと思う。ボクに認められても嬉しくないとは思うが。

Posted by rukihena at 23:06:53
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