2006年2月 2日

株の売買単位

 株には売買単位というモノがある。フツーは1000株単位である。1000円の株なら1,000,000円という、経理屋じゃないと即座に判断できない規模の金額になる。

 話が完全にそれるが、ボクは3桁区切りの数字を即座に判断できない。1,000,000だと、「1メガだな。」とヘンな理解をしてしまうのだが、日本語で「百万」という風に変換するのは下から桁を数えるプロセスを必要とする。経理屋だと普通に百万と読めるらしい。兆単位ぐらいまではフツーに読んでしまう。不思議だ。

 もっと理解できないのは 1,000千円 という書き方だ。なぜ3桁区切りにこだわるのだろうか。なぜそんな敗戦国的表現を使い続けるだろうか。国内では4桁区切りを標準にするか、いっそ数字の読み方を英語にしてしまうか、どっちかに統一して欲しいと思う。

 さらに話がそれて、ソロバンをやっていた小学生の頃、カンマが3つぐらいある数字をものすごい勢いで加減算していたような記憶があるが、それが日本語で言う「万」なのか「億」なのかは全く意識せず、ソロバン上のにある3桁区切りのマークに当てはめていただけだった。


 さて、株の売買単位は銘柄によっては100株とか1株とかの単位で買える。一方、株価の表示は、普通は1株あたりの値段で表示される。最低投資額がいくらになるのかは、チャートを見ても分からないので、企業情報から売買単位を見て、掛け算する必要がある。

 なぜ、そんな面倒な表示の仕方をするのだろうか。もしかして、株ってのは売買単位など気にしないほど大金を持つ人だけが買うものなのだろうか。かつてはそうだったのかもしれないが、今は個人投資家を呼び込もうとしているはずだ。個人投資家に分かりやすく情報提供したいのなら、株価に売買単位を掛けた「単元株価格」で表示して欲しいと思う。

 Yahoo!の株主優待情報などでは、最低投資金額(=単元株価格)で表示されていて非常にありがたい。

 できたら My Yahoo! でのポートフォリオでも単元株価格で表示して欲しいと思う。チャートの縦軸もそうして欲しいし、ぶっちゃけ単元株価格がメインで、そういえば1株という単位もあったよね。という感じにしていただきたいと思う。

 証券会社の売買画面でも単元株単位で注文できるようにするとラクなんですけど。たとえば「単元株価格50万円」って表示されていて、「1単元株買う」って注文する。よくよく調べてみると単元株数は100株で、株価は5000円なんだけど、そっちは別に見なくていいような、そんな感じで。


 東証は、株式の売買単位の見直しが必要と言っている。しかし、「2009年までに」と、えらく悠長な・・・。ドッグイヤー換算で21年ですよ!

 その前に、単元株中心な証券会社が出現することを祈る。

 それと、株価の上下はパーセントで、チャートの縦軸は対数でおながいしまつ。

Posted by rukihena at 21:44:10
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