2006年1月14日

コンピュータが連れてきた子どもたち

先日書いたコレ↓ の感想。

 最初に巻末の参考文献を見て、その多さと洋書率の高さから「うは、ただものじゃねぇコイツ」とか思った。

 読んでみるとやっぱりただものじゃねぇ状態で、脳科学方面と自身の経験方面から、子どもの脳の発達について解説している。

 結論としては、10歳まではネットを与えるなと。

 ネットを使ったコミュニケーションをどの程度の年齢から教育するのがいいか、今までは悩んでいた。でも、この本を読んで、経験と理論から「10才」というひとつの指標が出てきたので、なんか気が楽になった。

 ちなみにスタンドアロンのPCは「他のことを優先」としながらもダメとは書いていない。


 親が子どもを教育するとき、自分がどう育てられたか思い出しながら教育すると思う。しかし、こんなに時代の変化が早すぎると、育てられたときの記憶が役に立たなくなることが多く発生してくる。ネット然り、ケータイ然り。

 この本は、「自分が子どもの頃には無かったが現代では必須なモノについてどう教育するか」というテーマで読んでも、読み応えがあるんじゃないかと思った。

Posted by rukihena at 23:22:47
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コメント

るきへなさん、拙著をお読み頂き、心からありがとうございました。感想を頂きとっても喜んでおります。嬉しい!(偶然、このブログを見つけた次第です。)

5月24日 戸塚滝登

Posted by 戸塚滝登 at 2006年5月24日 15:35

 筆者直々にコメントをいただけるとは! 感激です。それとちょっと恥ずかしいです。変な書評ですいません。
 この喜びをウチの子が再現できる日を夢見つつ、子供に適切な「道具」を与えつつ、子供の成長を見守って行きたいと思います。

Posted by るきへな at 2006年5月25日 02:11