2005年12月26日

情報処理技術者試験 テクニカルエンジニア(ネットワーク)総括

 受験前後にもいろいろ書こうかと思ったことがあるのだが、いろいろ書きつつ落ちると (´・ω・`)ショボーン なのであまり書いてなかった。

 試験に申し込んだときに自己分析を書いた。「午前対策をすれば、合格できそうな予感。」と書いている。

 その自己分析どおり、午前対策だけした。

 午前対策は苦手分野克服を念頭に置き、午前の過去問が分野別にまとまっている本を選んだ。1度全部解いて、間違ったものにチェックして、2度目以降は間違ったものだけやる。最終的には全クリアに近い状態まで持っていけた。全クリアと言っても、200問程度しかない。問題と解答のセットを記憶してしまって、真の理解には到達していない。

 できれば苦手分野を特定して苦手分野に関する勉強をしようと思っていたが、そこまで突っ込んで勉強する必要は無かったようだ。満点を取る必要も無いので、捨てる分野は捨てても良いのかもしれない。HDLCなどは捨てた。(捨てた分、得意分野の中にスキを作らない努力が発生するが。)

 午前対策はそんな感じ。


 午後は対策をしていない。実務(趣味?)経験でカバー。しかし、エンベデッドを受けたときの感触から受験テクニックのようなものは学んだ。

 午後Iは時間が足りない。ヘンなところで悩んで時間を食ってしまうと、他の問題でも焦ってケアレスミスを誘発する。取れるところを確実に取り、残った時間で取れそうなところをじっくり悩んだほうがいい。一方、午後IIは時間に余裕があるような気がする。

 午後の問題は「国語の問題」も含まれていると思っておいたほうが良い。題意が意味不明と思った場合は、前フリの文章をよく読むと題意が見えてくる場合がある。「意味不明な出題スンナよボケ」と思ったら負けである。負けずに題意を汲み取る努力をしたい。

 それと、回答の文章を作る際のコツは、「キーワードとなる単語」である。キーワードを盛り込んで文章を作る。そのキーワードは問題の中に書いてある場合もある。この場合は「国語の問題度」が強い。キーワードを知っているかどうか問うている問題もある。この場合は知ってなきゃどうしようもない。しかしそれでも何とかごまかせる場合もある。ボクは今回、BPDU→経路情報 で救われた。

 字数制限が厳しい場合に、何を省けばいいか悩む場合があるが、絶対に外せないキーワードを外さなければキレイにまとまると思う。

 字数制限に収まるように試行錯誤していて消しゴム使用時間がもったいないことがある。その対策として問題用紙の余白を使うことになるのだが、手書きでマス目を作っておくと良い。マス目をキレイに作るテクニックとして、ある程度の箱を書いて、それを2分割4,8,16分割して、1マスを消す。それで15マスが作られる。15字〜30字ぐらいの設問が多いので使いやすいマス目になる。


 さて、今まで合格率7%で推移していたのだが、今回突然12.4%になった。コレだけを見ると、簡単になったのでは? と思われるかもしれないが、合格者数を見ると2000人ぐらいであまり変わっていない。

 これは、ソフ開が秋にも受験できるようになったからだと思われる。いままではソフ開を受験できなかったので、基本情報を取った人が秋にどうしようかと考えたときに、とりあえず受けてみようと思うのがネットワークだったのだと思う。彼らのおかげで今までは合格率の分母が大きかった。


 ところで1級建築士の合格者数は5500人ぐらいだったらしい。ネットワークはそれよりも希少価値のある試験なのか。しかし1級建築士は持ってないとそのレベルの仕事をさせてもらえない。情報処理の世界は無資格で仕事が出来る。

Posted by rukihena at 23:57:27
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