2005年4月23日
渡辺3310 V20最終章
セゾンカードから毎月請求書が届く。一応ちゃんと広告にも目を通している。かぐらみつまたたしろと苗場が繋がった!とかはこれで知ることになる。
今月の広告でビックリしたのが渡辺3310イン○イス球場コソサート最終章! V2O!(検索に引っかからないように音声を変えております)
もう20年かよオイ!
ただ、最終章という表現が微妙である。ここで一発動員数を稼げれば、来年は最終章第2節!とかゆー言い訳をしてやっちゃいそうな予感。マンションの「最終期第2次販売」みたいなもんである。3310オフィシャルページの3310のコメントを読んでも「最後」という言葉が無いのが気になる。
そう疑ってしまうのは、昔、「最後の西武球場!」というキャッチコピーがあったからだ。これは単に翌年は「西武ドーム」になるから、というオチだった。
高校生の時、高校まで自転車で35分だった。往復で70分テープがちょうどいい。それに約35分づつ、3310の曲を録音した。テープの余りが勿体無いので、表と裏の時間をキッチリ合わせるよう選曲して入れた。実際のテープの長さは35分より若干長い。そのマージンを考慮してそれに収まる範囲内で表裏の時間をそろえる。で、表の分を録音し、それが終わった場所で裏返して裏の分を録音する。成功したらカセットを分解して、テープの余った部分を切る。こうして無音の隙のない3310ベストテープを作り出し、毎日の通学で聴いていた。
圧縮音楽全盛の今から思うと、15年前のボクはなんてくだらないことをしていたんだろうと思う。
15年でこうも変わるものなのか。それではこの先15年後はどうなっているだろうか。
高速化したブロードバンド環境から見たらチリのような量でしかない楽曲データは簡単にコピーされ、CD販売はおろか、音楽配信ビジネスさえ成り立たなくなる。そもそもが貧乏な学生相手の商売だ。少ない小遣いのパイを今でさえメールのパケ代に奪われつつある。
アーチストの商売はライブの動員がメインになってくるのではないだろうか。楽曲をタダで配ることにより、ライブの宣伝をする。あとは関連グッズを乱発してコレクター魂をくすぐるしかない。現時点でもCDというメディアは「関連グッズ」の中にカテゴライズされ、コレクションされるモノという感もある。
ライブの有料生配信、しかもヴァーチャルリアリティ付き! ってのも思いつくが、それもコピーされる恐れがある。ヴァーチャルなものはいくら著作権保護の仕組みを作っても、いつかは解除され、コピーされる。逆説的だが、情報技術の発展により、リアルエクスペリエンスの重要性が増していくのではないだろうか。
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物より思い出…