2006年1月11日

テレビを水洗い

 最近の検索ワードでは、「テレビ故障」が上位に来ている。みなさん壊れまくっているのでしょうか。

 壊れたら修理するか買い換えるか、どちらかだと思うが、どちらを考えてここを読んでいらっしゃるのでしょうか。

 テレビの修理といえば、「水洗い」が有効というウワサがある。しかし非常にキケンだ。火災になっても知らん。そのリスクを知ってもやりたいなら、コツを伝授しよう。

 テレビは電源を切っても内部に電気が残っている。難しい言葉で言うと、コンデンサに電荷が溜まっている。それに水をかけるとショートして致命傷を与えてしまう。水をかけるならコンセントを抜いて1日ぐらい放置してからにしよう。

 乾燥も重要である。水道水にはカルシウムやマグネシウムなどが入っているので、乾燥させた後にそれらが残ってしまう。できれば精製水で洗いたい。しかし、全量を精製水で洗うというのはコストがかかる。水道水で洗ったあと、精製水ですすぐのがよいかもしれない。

 洗ったあとは完全に乾燥させなければならない。完全に乾燥する前に電源を入れると壊れる。部品と基板の隙間が乾燥しにくいので注意が必要だ。1日以上は放置しなければならないだろう。

 ということで最低でも放電1日+乾燥1日で2日はかかる。そこまで頑張っても、原因が「内部の汚れ」でなければ直ることは無い。リスクの割には修理成功率も低く、あまりオススメできない修理方法だ。ボクも成功したことが無い。

Posted by rukihena at 23:23:25